<「サロン(土)教師」を提案します>

 教師文化を伝承し発展させるコミュニティーを作りたいものである。“コミュニティー”というと多人数のイメージがあるので、“サロン”と呼んだ方が良いと思う。教師の“サロン”を作るためには、「意識的な時間作り」と「機能的なコミュケーション手段」が必須と考える。

 「意識的な時間作り」は、土曜日を提案したい。始めは2人でも3人でもよい。月1回から始めるとよい。雑談のために集まろう。場所は職場である学校でもよいし、誰かの自宅でもよい。このとき、お茶とお菓子があればグッドである。喫茶店でもよいし、テニスコートやボーリング場でもよい。遊びながら雑談したい。大切なのは定例化することである。例えば、「毎月第1土曜日に学校へ行くと、誰かが来ていて談笑できる」ようにしたい。始めのうちは誰かが毎回意識的に出ていないと定着しない。そのうちきっとその日に仕事を兼ねて出てくる人も現れる。仕事をしながら、あるいは時間を決めてティータイムを作ればよい。このような数人の教師の集まりを「サロン(土)教師」と名づける。

 場所について、「学校で」と言うのはメリットも多いけれどデメリットもある。ついついその土曜日に仕事を回してやっぱり忙しかったり、電話や来訪者で仕事が増えてしまったりするかもしれない。ものは考えようで、それはそれで時間のゆとりが出来たり、来訪者とのコミュニケーションがとれたことをプラスに考えることもできる。

 2つ目の「機能的なコミュケーション手段」については次回に語ろう。