<版画用紙はどっちが表?>

版画の刷り紙は通常、和紙のような吸湿性のある紙を使う。つるつるの面とざらざらの面があるのが普通だ。さて、刷るときにはどちらの面を使うのが正解か? 正解などない!ことは表現の目的と方法の関係である。A面で刷ればこんな感じ。B面だとこんな味わい…

<持ち物管理は置き場所を決める>

雑然と物が散らばり、整とん出来てない教室環境は、子どもの心を落ち着きのないものにしていく。雑然とした環境に慣れてしまうと、集中力に欠けたり、集中力が持続しなかったりする。そして、そのことに担任教師も含め自分たちは気付かない。 ある教室に入っ…

<“一人一鉢栽培活動”の“ねらい”は?>

一人一鉢の栽培活動がある。文字通り児童それぞれが自分の植木鉢で自分の植物を育てる活動である。 さて、子ども達は、はじめは一生懸命世話をするのだが、1週間、10日とたつうちにだんだん世話をしない子が出てくる。見にも行かなければ水もやらないので…

<宿泊行事での夜の見回りの目的は?>

私の教師生活のスタートは高等学校である。生活指導に苦労の多い学校であった。修学旅行で夜の見回りをする。その目的は何か。私が一番初めに思ったのは「タバコ」である。火の不始末から火事にでもなったらたいへんである。次が花札、トランプなどでの「賭…

<先生に嘘ついた>

10年くらい前のある日、卒業生から電話がかかってきた。私の自宅へ遊びに来たいと言う。交通経路を教え、日曜日に迎えた。SさんとTさんの女子2名である。S:先生、今日は謝りに来たの。 私:ん?何を? S:5年生の2学期のころ、先生に嘘ついた。 私…

<中央本線で岐阜へ行きました>

私自身が小学校5年生の時の話である。当時の国鉄の主な線の名前を覚える学習があった。 先生:「中央本線に乗ったことある人は?」 私 :「はい。岐阜の従弟の家に行くとき乗りました。」 先生:「残念。それは東海道本線だね。」 私は納得いかなかった。絶…

<水を100℃以上にしよう!>

4年生の理科の「水の温度」という単元の学習が終わった。職員室に戻り、何気なく隣の先生に「やっと水の温度の単元、終わった。実験結果もきちんと出たし、きっと理解してくれたと思うわ。」と話しかけた。すると「そうかなー?テストでは正解するだろうけ…

<「サロン(土)教師」で教師文化を創造・伝承しよう>

まずは学校(職場)ごとにサロンが立ち上がることを期待する。あるいは、職場は違う仲間がいるならば、学校単位(職場単位)にこだわらず、興味や関心の同じ教師が集うのもよい。立ち上げは若手だけでもよい。はじめは職場のサロンだったものが、次年度は転…

<「サロン(土)教師」のコミュケーション手段はネットがよい>

教師文化を伝承し発展させるサロン(=コミュニティー)を作るためには「機能的なコミュケーション手段」が必須と思う。忙しい日常ではなかなかコミュニケーションがとれないわけだから、「集まろうよ」という呼びかけすらままならないのが実情である。 そこ…

<「サロン(土)教師」を提案します>

教師文化を伝承し発展させるコミュニティーを作りたいものである。“コミュニティー”というと多人数のイメージがあるので、“サロン”と呼んだ方が良いと思う。教師の“サロン”を作るためには、「意識的な時間作り」と「機能的なコミュケーション手段」が必須と…

<文化伝承の基盤となる教師コミュニティーを創造したい>

「文化」は人間のコミュニティーの中で生まれ、育まれ、伝承される。 50年位前までは、都市部と言えども地域コミュニティーの文化があった。人間的なモラルや人情もその中で伝承された。地域には盆踊りや、お祭り、運動会、ハイキングや旅行会などもあった…

<ベテランは新しいことへの対応が苦手です>

教師文化伝承の妨げになっているのは、時間と年齢構成上の問題だけが原因ではない。50歳代の教師たちは、自信をもって自分達の教師文化を伝承するよりも、逆に若い世代に教えてもらうことが多くなっている。 主にコンピュータなどのICT活用だ。昨今は、…

私がよく見るブログを紹介します

よく見るブログはやっぱり教育関係が多いですね。主なものを紹介します。 「情報教育とこじまん」 http://kojiman.cocolog-nifty.com/manabi/ 情報教育について、レアな情報を発信してみえます。 「近況報告nariken.com」 http://nariken.cocolog-nifty.com/…

<学校現場に中堅がいない>

皆さんが勤務する公立小中学校の教師たちの年齢構成は、どのようになっていますか?20歳代あるいは30代前半と50歳代が多く、中間年齢層が少なくはありませんか?多くの学校で中間年齢層が少ないひょうたん型の年齢構成になっています。 この現象には歴…

<多忙感で雑談が減少している>

私が若かったころの夏休み、職員室の雑談の中で、教育センターで受けてきた研修の話になった。冗談も交えながら談笑しているうち、互いに授業を見せ合おうということになった。すぐに互いの時間割などを検討し、計画を立てた。2学期から、お互いに授業を見…

<土曜日午後は貴重な時間だった>

土曜日が半日の授業日であったころ、その午後は大切な時間であった。 午前中の授業を終え、教師同士で連れ立って食事に出かけた。部活動の指導があるときは、短時間で学校へ戻ったが、それでも食事をしながら雑談できた。平日の夕方には喫茶店に行けないママ…

<雑談の中で教育観を磨きたい>

今から約30年くらい前の話である。あるとき、同学年の先生から「相談したいことがあるので、第2で待ってていいかなー?」と言われた。「第2」とは、学校から少し離れた喫茶店であり、「第2職員室」の意味である。 部活動指導後、その喫茶店へ行った。指…